生成AIで心霊写真風の画像は簡単に作れてしまう
ネットで見かける心霊写真や怪異写真を見たとき、以前なら「これは本物なのか、それとも加工なのか」と考えていました。
しかし、生成AIで画像を作るようになってから、その見方が少し変わりました。
なぜなら今は、実際に撮影された写真を加工しなくても、最初から“心霊写真のように見える画像”を作れてしまうからです。
私自身、怪異写真風のプロンプトを作るツールを試作してみて、その怖さを実感しました。
「古い駅」「VHS風」「鏡の中に顔」「記録映像風」。
こうした要素を組み合わせるだけで、それらしい怖い画像が簡単にできてしまう。
これは便利で面白い反面、少し怖いことでもあります。
黙って出されれば、生成AIで作られた画像でも「これは心霊写真です」と言えてしまう時代になってきているからです。
怪異写真プロンプト生成ツールを作って気づいた怖さ
怪異写真プロンプト生成ツールとは、心霊写真風・VHS風・監視カメラ風などの画像を作るための文章指示を、項目ごとに組み合わせて作れる自作ツールです。
自分で怪異写真風のプロンプトを作ってみたところ、
「古い駅」「VHS風」「鏡の中に顔」「記録映像風」
こうした要素を組み合わせるだけで、それらしい心霊写真が作れてしまった。
こうしたことから怖いという体験をまざまざとしてしまった。なんでこうも簡単にできてしまうのか。
ChatGPTに聞いて「見極め方」があるようなのでシェアしたいと思います。
拾い物の怖い画像をそのまま信じにくくなった理由
ここでいう拾い物の怖い画像とは、SNSや掲示板、まとめサイトなどで出どころが分からないまま拡散されている心霊写真風・怪異写真風の画像を指しています。

今回の為にChatGPTの画像生成機能(DALL-E 3)で作った心霊写真です。心霊写真ではある不可解な点を意識した作りにしてます。こういうものも簡単に作れる時代になってしまったからこそこれから言う見るポイントだったり生成AIとしての取り扱いには注意が必要になっていきます。
例えばここに「白い手」とか「オーブ」とか「誰かが立っている」系のものもプロンプトとして追加していけばよくある心霊写真は簡単に作れるようになってしまいます。
これが良識がある人なら個人で楽しむ程度に収まりますが、これを真実かのようにして売り込む人も中には出てくるでしょう。
生成AI画像と本物っぽい写真を見分けるポイント
| 見るポイント | 注意点 |
|---|---|
| 光と影 | 光源と影の向きが不自然ではないか |
| 手・顔・反射 | 鏡や窓の反射に矛盾がないか |
| 文字・看板 | 文字が崩れていないか |
| 背景の細部 | 柱、線路、柵、窓枠が不自然に歪んでいないか |
| 画像の出どころ | 投稿者・撮影時期・元画像が確認できるか |
ChatGPTいわく見分け方のポイントはあれど、パッと見の怖さに騙されず、まずは一歩引いて疑ってみる姿勢が大切です。つまり今後出てくる心霊写真は実際に現像された写真(ポラロイドカメラ/フィルムカメラ)以外はデジタル加工されたものと思っていいのかもしれません。
生成AI画像を本物の心霊写真として扱うリスク
生成AIで作っても、黙っていれば「これは心霊写真です」と言えてしまう。
しかも、1枚だけでなく、同じ世界観の画像を何十枚も作れる。
特に、
- 廃校
- 無人駅
- 監視カメラ
- 古い団地
- VHS映像
- スマホの顔認識
- 鏡の中の顔
こういう定番要素はAIと相性が良すぎるので、今後どんどん増える可能性があります。
なので注意が必要ですし、法的にも問題が出てきます。
AIホラー制作で気をつけたい法的・倫理的な注意点
生成AIで作った画像を、創作であることを伏せて本物の心霊写真のように見せることは、誤解やトラブルにつながる可能性があります。
特に『顔』に関しては、実在の人物に似てしまうと肖像権やプライバシー権の侵害になるリスクがあります。また、有名人の場合はパブリシティ権という経済的な権利にも関わってくるため、生成する際はより一層神経質になる必要があります。
つまり、生成AIで作った画像だからといって、何をしても安全というわけではありません。
怖い画像を作ることと、誰かに迷惑をかけることは別です。
AIホラーを創作として楽しむなら、実在の人物・施設・企業名・ロゴ・住所・学校名などを避け、必要に応じて「AI生成」「創作」「フィクション」と明記することが大切だと思います。
プロンプト生成時にも注意しなければいけない点
プロンプトの生成でも注意が必要です。実際のキャラクター名だったり既存の企業名をプロンプトにいれるのは法律に関わってきます。生成AI画像として使う際は「企業名」「実際の場所」「顔写真」は「ぼかし」や「モザイク」や「目隠し」を使って画像補正した方がいいです。
特に「顔」に関しては法律で「パブリシティ権」に該当しますので企業なら「著作物」を意識するし生成する際はより一層神経質になるようにしてます。最近ならプロンプトの生成時のログを残せという感じになっているので実際に仕事を受注している人などはよりシビアに活動してるものと思われます。
GoogleのGeminiで画像生成する際にはポリシー違反があったら生成できないようになってるけど、まだ企業名や実際にある場所は普通に生成できてしまってるので今後この辺も改善していくものと思われます。
まとめ これからの心霊写真の在り方について
生成AIによって、心霊写真風の画像を作るハードルは大きく下がりました。
そのため、ネットで見かける怖い画像については、以前よりも慎重に見る必要があると感じています。
これからは、心霊写真を見るときに「本物か偽物か」だけではなく、
「そもそも撮影された写真なのか」という視点も必要になると思います。
AIホラーは創作としてはとても面白い表現です。
ただ、その一方で、作り物を本物として出せてしまう怖さもあります。
だからこそ、作る側も見る側も、これまで以上に慎重になる必要があるのかもしれません。



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