Google Flowで同じ人物を複数シーンに登場させる方法|CharactersとIngredientsを比較検証

プロンプトの試行錯誤
※この画像はChat GPTのImages 2.0で生成したものです。

AI動画で複数のシーンを作っていると、同じ人物を指定したはずなのに、別人のようになってしまうことがあります。

1本目では短い黒髪だったのに、2本目では髪が長くなる。服の色が変わる。年齢まで違って見える。

文章で同じ特徴を繰り返し指定しても、完全には固定できません。

そこで今回はGoogle Flowを使い、同じ架空の人物を3つのシーンに登場させて、次の方法を比較します。

  • テキストだけで人物を指定する
  • Ingredientsに参照画像を登録する
  • Charactersに人物を登録する

顔、髪型、服装、年齢の印象、声がどこまで維持されるのか、実際の生成結果を並べて確認します。

※この記事では実在人物ではなく、AIで作成した架空の成人キャラクターを使用します。

Google FlowのCharactersとIngredientsの違い

Google Flowでは、テキストだけでなく、画像や登録済みの人物を参照して動画を生成できます。

Ingredientsとは

Ingredientsは、人物や小物などの参照画像をプロンプトへ追加する方法です。

同じ人物画像を各クリップで参照させることで、テキストだけの場合より外見を維持しやすくなります。人物だけでなく、バッグ、車、部屋などを繰り返し登場させたい場合にも使えます。

Google公式も、Ingredientsを使うことで、同じ人物や主要なオブジェクトの画像を複数クリップで一貫して使用できると説明しています。

Charactersとは

Charactersは、人物の画像や音声を、再利用可能なキャラクターとして登録する機能です。

登録したキャラクターには名前を付けられます。動画生成時に「@キャラクター名」と入力して呼び出せるため、シリーズ作品で同じ登場人物を使いたい場合に便利そうです。

Google公式では、人物の顔、服装、声などの視覚・音声情報をまとめて登録できると説明されています。

ただし、公式の説明どおりに毎回同じ姿になるのかは、実際に試してみないと分かりません。今回は、ここを重点的に確認します。

参考:Google FlowでCharactersを作成・管理する方法

今回作るキャラクター

比較に使用する人物は、次の特徴を持つ架空の成人女性です。

  • 30歳前後
  • 黒いショートボブ
  • 左目の下に小さなほくろ
  • 赤いトレンチコート
  • 白いタートルネック
  • 三日月形の銀色ネックレス
  • 黒いショルダーバッグ

髪型や服装だけではなく、ほくろやネックレスも指定することで、細かな特徴が維持されるか確認します。

Google Flowキャラクターモデルサンプル赤い服口元にホクロの女性
AIフィクション画像となります。

比較条件

できるだけ公平に比べるため、3つの方法で同じ設定を使用します。

  • 使用モデル:Gemini Omni Flash
  • 動画の長さ:4秒
  • アスペクト比:16:9
  • 出力数:各条件1本
  • シーン数:3種類
  • キャラクター設定:共通
  • プロンプト内のカメラ・照明指定:共通

Google Flowはモデルごとに対応機能が異なります。Gemini Omni Flashは、Ingredients、キャラクター参照、音声参照などに対応しています。ただし、利用できる機能は地域やアカウントによって異なる場合があります。

参考:Google Flowのモデル別対応機能

使用する3つのシーン

今回は背景が変わっても同じ人物として認識できるかを見るため、場所と照明が異なる3シーンを作ります。

  1. 早朝の駅のホーム
  2. 雨の日のカフェ
  3. 夜の古いマンションの廊下

背景が変わると、人物の顔や服装まで影響を受けることがあります。特に3つ目の暗いシーンでは、年齢や顔つきが変わらないかも確認します。

基準となる人物設定プロンプト

テキストだけで生成する方法では、各プロンプトの冒頭に次の人物設定を入れます。

A fictional Japanese woman in her early 30s with a short straight black bob,
straight eyebrows, and a small beauty mark under her left eye.
She wears a red trench coat over a white turtleneck,
a silver crescent necklace, and a black leather shoulder bag.
Keep her facial features, hairstyle, apparent age, clothing,
body proportions, and voice identical in every shot.
She is not based on any real person.
Realistic live-action footage with natural skin texture.

「同じ人物」とだけ書くのではなく、維持したい特徴を個別に指定しています。

シーン1:早朝の駅のホーム

[CHARACTER DESCRIPTION OR REFERENCE]

The same woman stands alone on a quiet railway platform just before sunrise.
A light breeze moves only the hem of her red trench coat.
She looks toward the empty tracks and slowly turns her face toward the camera.
Soft blue morning light, realistic live-action footage.
Medium shot, eye-level camera, subtle handheld movement.
Do not change her face, hairstyle, age, clothing, necklace, or shoulder bag.

【上Ingredients/下Charactersの比較】

Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。
Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。

シーン2:雨の日のカフェ

[CHARACTER DESCRIPTION OR REFERENCE]

The same woman sits beside a rain-covered cafe window.
Her red trench coat, white turtleneck, silver crescent necklace,
and black shoulder bag are exactly the same as in the previous scene.
She watches the rain, then quietly looks toward the camera.
Natural overcast light, realistic live-action footage.
Medium close-up, eye-level camera, minimal camera movement.
Do not change her face, hairstyle, apparent age, or clothing.

【上Ingredients/下Charactersの比較】

Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。
Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。

シーン3:夜の古いマンション

[CHARACTER DESCRIPTION OR REFERENCE]

The same woman walks slowly through the dim corridor of an old apartment building.
A ceiling light flickers once behind her.
She stops, hears a faint sound, and turns her head without changing her expression.
Her face, short black bob, red trench coat, white turtleneck,
silver crescent necklace, and black shoulder bag remain identical.
Realistic Japanese horror atmosphere, restrained acting, no exaggerated movement.
Medium shot, fixed camera, natural low-light exposure.

【/上Ingredients/下Charactersの比較】

Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。
Google Omniで生成したものです。AIフィクション映像となります。

Charactersを使用する場合は、先に作っておいたキャラクターの画像を選択し
プロンプトに入れてから 指定したプロンプトを入れるという感じです。

Ingredients用画像を準備するときの注意点

Google公式は、Ingredientsへ追加する人物や商品の画像について、背景が単純な画像を推奨しています。

背景に別の人物や目立つ小物があると、それらまで人物の特徴として取り込まれる可能性があります。

今回の検証では、次の条件で参照画像を準備します。

  • 人物は1人だけ
  • 正面または斜め前から撮影した構図
  • 顔が小さすぎない
  • 手やバッグで顔を隠さない
  • 無地に近い背景
  • 動画で使う服装を着せておく
  • 強すぎる影や色付き照明を避ける

CharactersとIngredientsはどう使い分ける?

現時点で想定している使い分けは次の通りです。

Ingredientsは、単発動画や、人物と小物を組み合わせて細かく試したいときに向いています。

Charactersは、同じ主人公が何度も登場するシリーズ動画や、顔だけでなく声も含めて管理したい場合に向いています。

ただし、これは機能上の違いから考えた仮説です。最終的な判断は、今回の生成結果を確認したうえで追記します。

まとめ

今回はGoogle Flowで同じ人物を複数シーンに登場させるために、次の2つを比較しました。

  • Ingredientsに人物の参照画像を登録する
  • Charactersに人物の画像と音声を登録する

AI動画で人物を固定するには、プロンプトへ「同じ人物」と書くだけではなく、顔、髪型、服装、年齢、小物など、変えてほしくない要素を明確にする必要があります。

noteでもAI制作の記録を発信しています

noteでは、AI画像・AI動画を実際に制作する中で分かったことや、プロンプトの失敗例と改善方法、自作ツールの制作記録などを紹介しています。

完成した作品だけではなく、うまくいかなかった点や、どのように修正したのかも含めてまとめています。

AIを使った画像・動画制作に興味がある方は、ぜひnoteもご覧ください。

【AI生成物に関する免責事項】
本記事で紹介している動画・画像は、Veo3/Nano Banana2/ChatGPTImages2.0等のAIツールを使用して生成しています。制作時点での各ツールの利用規約を遵守しておりますが、AIに関する法規制は流動的です。当サイトで紹介してるAI生成画像・動画の無断転載禁止しております。当サイトで生成された画像や動画はフィクションであり実在の人物・場所等は一切関係がありません
AI映像制作ラボターチン

AI映像制作に挑む、新米クリエイターです。
現在は Google FlowやGemini Omniなどのツールを使い、AIホラーショート映像制作に没頭しています。
日々、動画を見ながら勉強・試行錯誤する毎日ですが、その成果をこのブログで公開していきます。YouTubeチャンネルやTikTokでも公開してるのでチャンネル登録グッドボタンコメントお願いします。

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